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パッシブハウス認証の基準について

施工業者が新築住宅を建てる際、環境への配慮や省エネルギー性能の向上が求められるようになってきています。その中でも、パッシブハウスという建築手法が注目を浴びています。今回は、パッシブハウス認証の基準について解説していきます。

パッシブハウスとは?

パッシブハウスは、ドイツで開発された低エネルギー消費の住宅設計手法です。自然の力を活用し、最小限のエネルギー消費で室内の快適性を維持することを目指しています。パッシブハウス認証は、このパッシブハウスの基準を満たす建物に与えられるものです。

パッシブハウス認証の基準

パッシブハウス認証を取得するためには、以下の基準を満たす必要があります。

1. 熱需要の削減

パッシブハウスでは、断熱性能の向上や熱交換換気を用いて、熱需要を大幅に削減します。認証取得には以下の基準があります。

  • 暖房・冷房需要:15 kWh/㎡・年以下
  • 暖房負荷:10 W/㎡以下

2. エネルギー消費の削減

高効率な設備を用いることで、エネルギー消費を抑えます。認証取得には以下の基準があります。

  • 一次エネルギー消費:120 kWh/㎡・年以下

3. 空気の密封性

建物の気密性を高めることで、外部からの熱の浸入や逃げを防ぎます。認証取得には以下の基準があります。

  • 0.6回/時間以下の換気回数 (50Paの圧力下で)

4. 窓の性能

窓の断熱性能や遮光性能を高めることで、室内の温度変化を抑えます。認証取得には以下の基準があります。

  • U値:0.8 W/㎡K以下
  • g値:0.5以下

5. バランス換気システム

効率的な換気システムを導入することで、新鮮な空気を確保しつつ熱の損失を最小限に抑えます。認証取得には以下の基準があります。

  • 熱交換効率:75%以上

6. エコロジー指向

建材の選択や施工方法において、環境に配慮した取り組みを行うことが求められます。

7. 品質管理と維持管理

施工業者は、設計から施工、完成までの品質管理を徹底し、住宅の長寿命化を図ることが求められます。また、維持管理の計画を立て、住宅の性能を維持することが重要です。

まとめ

パッシブハウス認証は、エネルギー消費の削減や室内環境の快適性を追求する住宅の設計・施工に対して与えられる認証です。施工業者が新築住宅を建てる際には、上記の基準を満たすことで、環境に配慮した快適な住まいを提供することができます。

今後ますます注目されるであろうパッシブハウス認証。これらの基準を理解し、施工業者として環境に優しい住宅の提供を目指していきましょう。